ものがありました。それが、ケミコンテスターです。コンデンサーが使えるかどうか不安をかか えたまま通電するのも勇気がいりますし、やたらと交換してもオリジナル性が失われてしまいま す。個人の趣味の域で、高い計測機器を購入するのも考え物なので、自作を決意しました。 ケミコンテスターを製作しました。ラジオ工房の内尾様とラジオ・シャックのMIZUOCHI様の回路 図を元にあまりお金がかからないように!?多少手を加えながら製作を行いました。 回路構成を決定しました。倍波整流と抵抗の組み合わせでこんな事ができるんですね。設計し た内尾様には、足を向けて寝れません。コンデンサーの放電用の抵抗は、それぞれ手持ちの 部品から出した都合で適当な値になっています。ちゃんと動いているので平気だなんだと思い ます。 初めは古いテスターからメーターを拝借しようと考えていたのですが、ここでも貧乏性が出まし て、テストピンジャックで済ませました。ココにテスターを接続して計測します。ただ単にシャント 抵抗の計算が面倒だったという話もありますが。幸い、私の持っているデジタルテスターが AutoRangeだったので何の不足も無く使えています。 CTESTER.pdf クリックするとダウンロードできます。 なお回路図は、『水魚堂』さんが開発し,配布してくださっているフリーウェア『回路図エディタ BSch3V』で作成しました。 いよいよ製作です。 使用した部品
部品の配置を決めました。 Visio-ctester.pdf クリックするとダウンロードできます。 ケースの加工から始めます。これくらいの物量なので、何も考えずにおおよそのめぼしをつけ て穴あけを行いました。 ラグ板に部品を配置してハンダ付けを行います。 続いて、リード線をハンダ付けします。 構造部品を全てケースにねじ止めします。 2次側の回路を全て結線します。 1次側の結線も済ませました。 う〜ん。あまり考えずにケースを購入してしまった為にかなり手狭な印象ですね。配線部材をア ンプ製作時の端切れの銀メッキOFCヨリ線を使ったのですが、このケーブルが硬いんです・・・ 取り回しに非常に苦労しました。アンプでは、硬いケーブルのほうがきっちりした音が出るとの 先輩の意見で愛用をしているケーブルです。オヤイデで購入しました。 ケースをねじ止めして、こんな感じに完成しました。 早速通電し動作試験を行いました。無負荷の状態で、上から330V・165V・60V・30Vの電圧が でました。コンデンサーを接続し、動作試験をしている様子です。 全く問題なく動作します。ずっと欲しかった物がまた一つ手に入りました。あとは、テストオシレ ータ・オシロスコープ・LCRメータあたりがさしあたって欲しいです。測定器は揃え始めるときり がないですね。
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